声の力を学ぶ 連続講座 とは

「声の力を学ぶ 連続講座」は、元NHKアナウンス室長の山根基世が、長年深くかかわってきた、「声」をテーマに、毎回各分野のスペシャリストの方々からお話を伺う講座です。

長年「声」に関わってきて、声を不思議と思う気持ちは深まるばかり。
もっと声のことを知りたいと、「声の力を学ぶ」講座を開くことにしました。
子どもたちに絵本の読み語りなどをすると、夢中になって聞き入ります。
「声」には、人の心を動かす力があると確信します。
 人は、他人の言葉を「聞か」なければ言葉を獲得できません。人間が言葉を獲得する原点は「声」なのです。「声」について考えることは、人間とはいかなる生き物なのかを探ることであり、今後の私たちの生き方について考える貴重なヒントになると信じています。

山根基世

本講座にご協力いただいている皆さま

シチズン時計株式会社様、その他、企業や個人の方々のご支援で運営されております。

最新News

【レポート】第8回は森一弘さん(カトリック司教)

「声の力を学ぶ連続講座」開講以来、号泣した受講者が続出、とても印象深いお言葉を頂いたのが、カトリック司教である

森一弘さん。

タイトル

「いのちとしての言葉(ダバール) 聖書の世界から」

聖書の世界では、言葉は、コムニケーションを図る手段としてよりも、人を慰め、力づけ、あたためる、力、光、命として意味づけられている。しかし、人を傷つけ、混乱させ、その心を萎えさせてしまう言葉もある。
人を、あたため、力づけ、あたためる言葉を生み出していくために、何が求められるか、考えてみたい

 

 

 

 

 

スタッフの私は、講座中盤よりなぜか涙が止まらなくなりました。心の底に抱えていた悩みや迷いが、森司教のお言葉を聞いて、

宗教や文化の違いなどという枠を超え、心に響いた言葉なんだと思いました。気づけば、会場中から鼻をすする音が聞こえ、同じように感じてらっしゃる方々が

たくさんいらっしゃったことで少しホッとしました。

 

 

【レポート】第7回は金田一秀穂さん(言語学者)

今回はあの金田一先生がお越しくださいました。

タイトル:「言葉の声」

人は言葉を持つ前には、鳴き声でコミュニケーションをしていたはずです。今も、鳴き声の役割は終わっていません。現代における鳴声のことなどをお話ししたいと思います。

とても親しみやすいお人柄と、とても穏やかにわかりやすくお話下さる先生のことばに、会場中が魅了されました。